「難しい」という言葉
「難しい」というのは思考停止だ、という人が結構いる。
本当にそうなのだろうか?
メンタリティが違うような気がする。
研究者やエンジニアにとって難しい問題はむしろ好物だったりする。
難しい問題は解決していく対象である。
本質的な解法がないとしても近似解を求めようとする。
なんとか問題を解こうとして何年でも取り組んでいく。
そして、エンジニアは難しい問題を解くための技術を持っている。
代表的なものは、「分割統治法(Divide and Conquer Method)」がある。
そのままでは解決できない大きな問題を小さな問題に分割し、その全てを解決することで、最終的に最初の問題全体を解決する、という問題解決の手法である。
この手法は、大学時代に卒業研究するときに教授から学んだ。
「ロジック・ツリー」といったほうが馴染みがあるかもしれない。
難しいからといって、諦めるとか、思考停止するとかする必要なんてない。
難しいことを認識して、正しい問題を設定、および分割する。
その上でトライ・アンド・エラーしながら、ひとつずつ解決していく。
それだけだ。
ぼくらはエンジニアなのだから。
Salesforce パートナーオフィスアワーにゲスト出演
AWS Summit Tokyo の期間中のとある2018年5月31日(木)にひっそりと開催されたパートナーオフィスアワー(構築力)Webinarにゲスト出演させていただきました。
あらすじ
テーマは
- アプリケーションライフサイクル管理 と Salesforce DX
- Salesforce DX 事例
株式会社セールスフォース・ドットコムの川畑さんから頭出しとして米国で発表された資料をもとに概要を説明、株式会社フレクトの齋藤さんが実際に Salesforce DX を実戦投入したときの話を共有していく進行でした。
私は昨年の Salesforce World Tour Tokyo で発表させてもらった流れで合いの手を入れる係(発表ネタ、準備できなくてごめんなさい)。
JSTQB ALTA に合格したっぽい
2月10日にJSTQB認定テスト技術者資格 Advanced Level <テストアナリスト>を受験しました。
a-kura.hatenablog.jp
そして、3月末にその試験結果が発表されました。。。
なんと
受験番号的には合格しているっぽいです
よかったー
Enjoy Testing!
Developers Summit 2018 でパネリストしてきた
はじめに
2018年2月15日に翔泳社主催「Developers Summit 2018」のSalesforce特別トラックでパネルディスカッションしてきました。
【15-F-2】徹底討論!!Salesforceはエンジニアを幸せにするか?Powered By Tokyo Salesforce Developer Group
#salesforce はエンジニアを幸せにするか? セッションはじまりました!@junojisan @nakayama_san @a_kuratani @a_kimura @satton_maroyaka @niseissa pic.twitter.com/Lpz8z2RaGv
— SalesforceDevelopers (@SalesforceDevJP) 2018年2月15日
徹底討論!!
タイトルとしては「徹底討論!!」ですが、30分に対してパネラーが5名もいたので「徹底討論」にならず、インタビューに近い形式になってしまいました(汗)。
さて、今回の登壇者は、
- お客様のSalesforce組織をカスタマイズするSIer
- お客様のSalesforce組織にインストールするアプリケーションを開発・販売しているISV
- Salesforce Platform上にSaaSアプリケーションを開発・提供しているOEM
- SalesforceとHerokuを連携したSaaSアプリケーションを開発・提供している事業会社
など幅広くメンバーが集っていたため、各メンバーの立ち位置がわかりにくかったかもしれません。
各者各様の立場から話しましたが、共通していたメッセージとしては、
Platformとしての機能が揃っており、少人数で開発できる
ということだと思います。
ビジネス価値を多く速く提供するための手段として Salesforce を選択しており、ITをツールとして課題解決に重点を置く人にとって良いプラットフォームということでしょう。
まとめ
詳しい内容は、Salesforce MVP の讃岐さんがまとめてくれているので、そちらを見てください!(雑)
最後の質問コーナーでは質問が出てこないのに気を使って、灰色の服の方Salesforce MVP で Tokyo Salesforce Developer Group の現会長の米井さんが質問してくれました。
さすがの質問力でエンジニアが聴きたいと思っていることをずばり表現してもらったように思います。こちらも讃岐さんのレポートに詳しく書いてあるのでぜひどうぞ。
おまけ
Tokyo Salesforce Developer Group の Web サイトにSalesforce特別トラックのレポートはこちらです。
Enjoy Salesforce!
JSTQB AL(アナリスト)受験してきた
今日はお台場まで JSTQB認定テスト技術者資格 を受験に行ってきました。
昨夏は Foundation Level (FL) を受験したので、今回は Advanced Level (AL) への挑戦でした。
遠い昔の記憶ですが、情報処理技術者試験では空席が目立つことも多かったと記憶しています。
それと比べると、JSTQBの試験は受験率が高いように思いました。
さすがに受験料が4倍するので、なかなか受験を諦めるような人は申し込まないですよね。
試験問題が配られた瞬間、苦笑い。3時間180分にわたる試験だけあって、冊子が分厚い!
アナリスト試験は60問、1問3分かけられる計算なので少し舐めてましたが、問題文が長く読解に時間がかかるのは誤算でした。
最初10問で30分くらいかかっていたので焦りましたが、とりあえず完答できました。
問題文が長くよかった点は、単純な用語の知識を問う問題ではないところでした。
用語の意味を問われると覚えていないと全く分からないのですが、長文問題はなんとなく解けた気になれます(正解しているかは別問題)。
久しぶりの長時間の試験に寝不足気味だったのですが、なんとか集中して取り組めたのは問題文が面白かったからだと思います。長文とはいえ実例を説明するには短い文章の中、実践的な問題になっていた証拠だと思います。
辛かったこととしては、朝10時から試験が始まること、3時間にも及ぶ長丁場、でしょうか。
受験後の気分かのような写真が撮れましたので、載せておきます。
www.instagram.com
結果は2〜3ヶ月後くらいなのでゴールデンウィークまでには合否通知が来る感じですね。
Enjoy Testing!
Salesforce World Tour Tokyo 2017 で登壇してきました
9月26日、27日に開催された「Salesforce World Tour Tokyo 2017」2日目のセッションに登壇する機会をもらいました。
www.salesforce.com
セッション
タイトルは「Salesforce DX 〜Salesforce開発にも継続デリバリーを〜」。
セールスフォース・ドットコム社のエバンジェリスト岡本さんと一緒に登壇させていただきました。
Salesforce Developers Meetup #15 でLTしてきた
はじめに
2017年7月12日 に開催された Tokyo Salesforce Developer Group の Salesforce Developers Meetup #15 で LT してきました。
今回は、機械学習の技術を活用して、簡単にモバイルアプリの画面自動テストスクリプトが作成できるWebサービスである「Magic Pod」を Salesforce1アプリの自動テストに利用する提案を発表してきました。
Salesforce1 アプリは、Hybrid アプリとして動作して自作の Web ページを実行できます。
Web ブラウザからもアクセスできるため、Selenium で自動テストできなくはありませんが、Hybrid アプリとして実行したときのみ不具合が発生する可能性があるので、Hybrid アプリとして自動テストを CI したくなります。
そこで、問題となるのは、自社製アプリではない、ことです。
そのため、IDを取得しにくかったり(するために学ぶべきことが多い)、ネイティブアプリを作成していないので Appium などの iOS/Android の自動テストを実現するための技術セットを学習するコストが高くなったりします。
そこで、Magic Pod!
Magic Pod であれば、Hybrid アプリでも iOS/Android の技術セットがなくてもテストスクリプトを作成できるようになります。それ以外でも利用できる点は多いですが、Salesforce ISV/OEM に役立つユースケースを紹介しました。
その他の発表
リリースノート輪読発表
Salesforce Developers Meetup #15 の感想ですが、セールスフォース・ドットコム社の岡本さんからEinstein 関係、TAOドライブ社の米井さんからApex関係、 セールスフォース・ドットコム社の川畑さんから ISVforce/Lightning Bolt 関係のリリースノート輪読発表がありました。
技術系セッション
2017年6月28、29日に米国で開催された TrailheaDX で追加された Trailhead トレイル "Get Started with Salesforce DX" をチームスピリット社の山﨑さん、ウフル社の石川さんで分担して内容を発表してくれました。
さすがに、CLI の操作が多くて、一緒に操作するにはスピードが速かったりとなかなか発表についていけなかったですが、よい発表でした。
むすび
技術系セッションでは、初の試みとして Trailhead を解説してもらいましたが、時間的に少し詰め込みすぎになってしまったようです。発表内容としては面白くて資料も役立つものなので、もう少しやり方を考えていきたいと思いました。
また、今回は LT がいつもよりも多く4本もありました。この調子で次回以降も発表者がたくさん集まるといいですね。
最後になりましたが、発表していただいた皆さま、ありがとうございました!
おしまい