とあるStartupに勤めるエンジニアの技術ブログ

Salesforce、テスト関係の技術ブログなどを書く予定

Salesforce World Tour Tokyo 2017 で登壇してきました

9月26日、27日に開催された「Salesforce World Tour Tokyo 2017」2日目のセッションに登壇する機会をもらいました。
www.salesforce.com

セッション

タイトルは「Salesforce DX 〜Salesforce開発にも継続デリバリーを〜」。
セールスフォース・ドットコム社のエバンジェリスト岡本さんと一緒に登壇させていただきました。


発表資料:9-5 Salesforce DX 〜Salesforce開発にも継続デリバリーを〜
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Salesforce開発ではあまり語られることがない「継続的デリバリー」をタイトルに入れたセッションだったので、少し集客を心配していました。予想に反してたくさんの人に来ていただき、ありがとうございます!

構成としては、前半は Salesforce DX 登場以前のツールで「継続的インテグレーション」を実現した話、後半は Salesforce DX によって「継続的インテグレーション」がどう変わるか、その先の「継続的デリバリー」は実現できるか、という話をさせていただきました。

ここ1ヶ月くらいは Salesforce DX や Jenkins の Multibranch Pipeline、新 UI の Blue Ocean などを触ってみていました。少しだけ触ってみた感想を書き留めておきたいと思います。

Salesforce DX

まずは、Salesforce DX です。

Salesforce DX を Jenkis などの CI サービスで利用するために、JWT(JSON Web Token) で認証する必要がありました。設定方法は Salesforce DX Developer Guide などに記載してあるので、あまり迷わず設定できました。証明書を作成したり、接続アプリケーションを設定したり、若干面倒なところもありました。このあたりの設定に不慣れな人は少し大変かもしれません。

今回の発表中に「PMD Apex」を紹介しました。以前、Qiitaに投稿した記事を参照される方もいたので、改めてこちらにもリンクを貼っておきます。

qiita.com

Jenkins

次に、Jenkins です。

今春、Jenkins2 がリリースされたこともあり、Jenkins の進化を感じました。スクリプトをJenkinsfile としてリポジトリ管理できるようになりました。いろいろ試したいときは少し面倒ですが、安定稼働し始めるとリポジトリから環境を復元できて便利だと思います。

新UI の Blue Ocean と Multibranch Pipeline がシームレスに連携できようになり、Pull Request を使った開発プロセスに CI を組み込むことが簡単になりました。
Blue Ocean の UI では Jenkins ファイルをブラウザの画面上から操作できます。
あいにく Salesforce DX Developer Guide にある設定の記法が対応しておらず、試せていません。
機会を見て、Blue Ocean に対応した記法で書き直してみようと思います。

まとめ

アジャイル開発の普及に伴ってCIサービス全体として着実に機能が充実してきているように感じています。
Salesforce もこのエコシステムに乗っかってきていて、コマンドライン・インタフェース(CLI)やコンテナ(Scratch Org)などを整備し、CI/CD as Code を実現しようとしています。
つまりは、

「世界的ですもんね 乗るしかない このビッグウェーブに」

おまけ

Salesforce World Tour Tokyo 2017 の発表資料や動画は下記のURLから辿ることができますので、お見逃しの方やもう一度ゆっくり復習したい方はこちらから。
eventjp.salesforce.com

写真

こちらは1日目の基調講演の1枚目です。ようやくTrailblazerとして写真デビューできました。